畜産大賞・地域振興部門 最優秀賞受賞祝賀会開催
平成14年度畜産大賞(中央畜産会主催)の地域振興部門で最優秀賞に選ばれた阿蘇農業協同組合小国郷営農センター(大塚嘉久センター長)の受賞祝賀会が19日、小国町物産館ぴらみっとで開催された。
同営農センター(旧阿蘇小国郷農協)は、昭和30年代から現在に至る訳半世紀の間、ジャージー種100%の産地を維持拡大し、一方で草地開発事業に積極的に取り組み、経産牛1頭あたりの自給飼料供給面積56aを確保し、土地利用型酪農を展開している。
ジャージー牛乳という特殊性から、農協では独自の販売網を構築するとともに行政と一緒に、学校牛乳や地域への観光客に向けた販売を促進してきた。
牛乳の需給バランスをとることを目的に昭和60年代に乳製品加工に取り組み、併せて加工施設や物産館を建設し生産
と販売の調和を図った。平成13年にはドリンクタイプのヨーグルトを商品開発し、同ヨーグルトは平成14年度優良ふるさとジャージー牛乳の新たな需要を喚起している。
牧場体験や販売促進会などを通じて積極的な消費者交流を行い、消費拡大とともに酪農や農業の理解活動も展開している。
このように稀少乳用種であるジャージー種を活用し、酪農とその周辺産業を6次産業化の視点で地域に定着させた農協の活動が認められ、今回の受賞となった。
ジャージー牛乳を活かした小国郷酪農の第6次産業化への取り組み
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