熊本県開拓牛枝肉共進会及び研修会
期日:平成15年10月30日(木)
場所:全開連南九州総合事務所


第一会場:ゼンカイミート(株)
  ●枝肉審査及び枝肉講評
    8時 枝肉審査及び格付
   10時 枝肉展示及び説明

第二会場:全開連南九州総合事務所会議室
  ●表彰式及び研修会 11:00〜
  1. 開 会  
  2. 挨 拶  池田学組合長
  3. 来賓挨拶
     熊本県球磨地域振興局 農林部 農業振興課 課長  市原亜素男 様
     農林中央金庫熊本支店 支店長  後藤彰三 様
     全国開拓農業協同組合連合会 参事  松本洋幸 様
  4. 来賓紹介
  5. 表 彰
  6. 研修会 講演会【肥育農家負債対策について】
  7. 謝 辞
  8. 閉 会

 
 
 
 
 
 
 


■■■ 肥育農家負債対策について ■■■
肉用牛経営セミナー
肥育経営は多額の投資資金(牛舎、各種施設)、運転資金(家畜、飼料)を必要とする産業であり、急激に規模拡大された場合は当然として長期や短期の借入金(負債)が生じている(大部分の農家は自己資金がない状態から始業している)。
 この場合の経営診断として、単に借入金の多少によって判断するのでなく、次の分析を通して判断すべきと思われる。

1.貸借対照表等による現状分析
 試算としての残存価格(牛舎、施設の減価償却残の現評価額に家畜の現評価額(素牛費に飼料費を加算したものでも可)を加算したものと借入金合計額のバランス
 差引額を飼養頭数で除した水準が評価の基準となる。
 差引額がプラスやトントンであれば正常状態である。
 差引額の評価としては飼養されている品種・性別によって販売予定価格が異なる額が、所得率が10%程度であることから、生活費を5%に切りつめても年間の返済額は5%程度である。
 よって、差引額が販売予定額のマイナス50%であれば、無利子で償還(借入金が0になるのでなく差引額が0になること)に10年間かかります。
 有利子であれば、利子を顧慮した判断が必要になり、所得から生活費と利子返済を差し引き、償還を進めることになり利率やマイナス水準によりますが長期の償還計画となる。

2.差引額の変遷把握
 通しをすれば当然借入金が増加するので、借入金の推移よりも差引額の推移を把握する事が大事である。
 次に統調値の同業種の所得水準、生活費、年利子発生額に推移を併記すれば、肥育農家の所得水準、技術水準、利子負担状況が明らかになり負債の原因究明が出来る。
 例として次表に示しましたが、この農家の評価と改善対策は次のようになる。
  1. 経営の悪化
     この農家は経営改善のため平成6年に規模拡大に取り組んだが、最近9年間で負債が4000万円増加し、資産価格も1800万円増加しており、1頭当たり差引額はマイナス40万円からマイナス42万円と変化がない。
     しかし、ここで大事なのは差引額(真の負債)が4000万円から6200万円に2200万円増加したことであり、9年間の利子返済額が5000万円も発生したことである。
  2. 経営悪化の原因
     金利低減対策、技術の改善、労働改善がなされなかった事が原因である。
  3. 経営改善対策
    • 金利の低減
    • 生活費の低減
    • DGの向上(飼育環境の改善、自前削蹄等管理全体)
    • 格付けの向上(飼育環境の改善、自前削蹄等管理全体)
    • 事故率の低減(観察、駆虫、添加剤等)
    • 飼料単価の低減
    • 規模拡大、労働時間の延長
    • 堆肥販売、わら・ノコクズ収集等の副業収入の増加
    • 低コスト畜舎・設備・機械、自前修繕、共同利用、外部委託への取り組み
差引額の変遷把握記入例 (単位=万円)
 平成5年平成10年平成14年平成15年平成20年
借入金80001000012000130009000
購買未払い金10001000100010001000
負債合計額900011000130001400010000
1頭当り負債額9073879367
残存資産価格50007000680065006000
1頭当り資産額5047454340
1頭当り差引額-40-26-42-50-27
推計生活費500400500400300
推計所得50500600-3401400
統調の所得水準8009001000200 
元金返済額(新規借入含)-850-450-550-1300900
利子返済額400550650560200
平均利率(%)55542
素牛価格(市場比)33220
DG(kg)0.91.00.951.01.1
事故率(%)55452
飼料単価(円)4039393835
格付け(%)A3 1040282360
品種・性あか、去あか、去あか、去あか、去あか、去
頭数(頭)100150150150150
労働時間(時間)20003000200020004000
堆肥販売  01050
わら収集等の副業収入  030200


3.負債要因
  1. 技術水準
     カウサイクルはあるにしても、10年間の周期で考えれば所得率は10%手度はある産業であるが、10年間の平均所得率が10%に満たない。
     素牛選定、増体、事故率、飼料単価、格付けの何れかに原因あり
  2. 経営管理能力
     借入金金利及び金利軽減のための借り換え処理がされているか
     生活費に見合う、所得水準、飼養規模、労働時間になっているか
     牛舎・施設・機械等の投資額が適当か
  3. 生活費
     家計費、遊興費、教育費、新築、披露宴等の出費水準と所得バランス
  4. そのた
     創業時、規模拡大時期の赤字が高金利で雪だるま式に固定化している



■■■ 肥育農家研修会 ■■■
肥育農家研修会資料


経営技術課 圓山
● 理想的肥育経営の展開
 理想的肥育経営の展開図
理想的肥育経営の展開図


 高生産性肥育の展開図
高生産性肥育の展開図



固定化負債の発生原因
 S.60年H.8年
農産物価格低迷
過剰投資
経営管理の不足
使用管理技術の不足
放漫家計・生活
病気・事故
自然災害
61.6%
17.2%
70.1%
8.2%
14.0%

10.2%
48.2%
30.8%
56.7%
47.9%
28.5%
19.4%
17.4%

注1.60年:第一回農協信用動向調査
注2.H8年:JA畜産負債等調査(H9.8月、10県42JA)


肥育経営の収益性と対策(全国の平成10年生産費調査)

 乳用種子牛乳用種肥育肉専用種対策
収入(円)109,506371,246770,745安楽性・観察
支出(円)    
素畜費45,536137,165403,001素牛選定
飼料費49,788192,598207,657TMRセンター
敷料費2,8067,62812,414戻し堆肥
光熱水道費1,4354,6555,310 
衛生費5,0773,5505,744観察
公課費5872,7254,982低コスト
建物費2,6907,60611,017低コスト
農機具費1,9377,58412,158中古利用
その他8401,5083,410 
労働費19,41137,87898,778効率省力化
費用合計133,597402,897764,471 
副産物額3,2708,34221,056良質堆肥
生産費130,327394,555743,415 
支利地第1,2254,68013,835実金利
生産費131,552399,235753,840 
自利地代2,2499,31519,3554%金利
生産費133,801408,550773,195 
所得(円)    
1頭当たり-2,7879,010113,460 
1日当たり3,23414,3192万円目標
家族労働報酬(円)    
1頭当たり-5,036-30594,105 
1日当たり 11,876 
1頭当たり労働時間    
 11.7523.1765.69 
1戸当たり頭数    
 83.279.931.2 
出荷体重(kg)    
 281.0753.1682.9 
出荷月齢    
 7.022.029.8 


肥育経営の収益性向上対策

収入増の要件目標経済効果
 1.高品質(血統・飼料・畜舎環境・削蹄・飼育期間)1〜20万円
 2.枝重量(血統・飼料・畜舎環境・削蹄・飼育期間)1〜10万円
 3.事故率 疾病1〜3万円
 4.堆きゅう肥0〜1万円
 5.飼養規模 
支出減の要件 
 1.飼料単価の低減(単味、未利用飼料)1〜5万円
 2.作業効率の改善(牛舎構造と配置、飼料調整と給飼)1〜5万円
 3.肥育素牛の選定1〜2万円
 4.敷料材の確保1万円
 5.建物施設償却費1万円
 6.機械償却費1万円
 7.金利(家畜、飼料、施設等)1〜5万円
 8.補助事業、制度資金の活用1〜5万円
 9.自給飼料費1〜2万円
10.ふん尿処理経費1〜2万円
生活費の見直し


肥育経営の問題点と対策

 問 題 点対   策
 1素牛価格、枝肉価格の不安定子牛基金、畜安方
 2飼料価格の変動飼料基金、TMRセンター
 3ふん尿処理堆肥舎(扇風機)、自給飼料、耕種連携
 4収益性の低下経営管理の充実、堅実な計画、資金繰
 5固定負債の増加組織ぐるみの取り組み
 6飼料自給率の低下コントラクターの推進
 7規模拡大の継続経営計画の作成
 8後継者難理想的肥育経営の実践
 9農休日の確保ヘルパー組織
10素牛の確保繁殖部門への参入、ネットワーク
11事故牛個体観察し易い牛舎設計


肥育経営の取り組み条件

  • 中・長期の生産計画の樹立(現状分析・認識)と経営管理能力・問題解決能力
  • 将来を見越した牛舎用地と牛舎配置
  • 技術水準の達成と記帳による技術分析能力
  • 資金力・担保力
  • ふん尿処理・流通体系の確立
  • 労働力の確保
  • 支援組織の充実
  • 家族の理解と協力


肥育牛管理の基本

1.肥育牛の安楽性
飼育密度1頭当たり5m3 競合回避 飼槽幅
飼料品質、嗜好性、給餌回数、栄養濃度、水分
新鮮
乾燥、クッション
換気新鮮
削蹄(年2回)
防暑・寒畜舎構造と対策
害虫駆除予防と駆除

● 素牛選定
  • 月齢に応じた発育、子牛らしさ、十字部高、飛節の位置
  • 血統 祖父母
  • 品位、資質、体積、ボディコン、体上線、肋張り、肢蹄
  • ふんの状態、活気

● 飼養管理
  • 1の肥育牛の安楽性
  • 駆除・削蹄(年2回)
  • 去勢、除角、性分離
  • 粗飼料飽食、自由飲水、コンプリートへの挑戦
  • 多回給餌、栄養濃度・構成の設定(増体、枝肉構成、肉質、脂質への影響)
  • 観察の徹底(食欲、活力・行動(採食)、反芻、ふん、鼻鏡、尿石)、一望の牛舎
  • 定期測量
  • 向上意欲、夫婦連携、基本に忠実

● 衛生対策
  • ワクチネーション
  • 駆虫
  • ビタミン

● 枝肉成績を決定する要因
  品種、血統、性(去勢時期)、月齢、体重、資料構成、畜舎環境、気象環境、ビタミン等の多くの要因がありますが、肥育牛の安楽性確保は最大の要因です。

堆肥舎建設コストの工場部門別資材別のm2単価概要早見表

300m2(9m×4.8m×7室) 単位=円
  低価格標準高価格


エプロンなし2,0002,5003,500
本人施工(鉄筋なし)2,5003,0004,000
本人施工(鉄筋あり)3,0003,5004,500
業者施工(鉄筋なし)7,0008,0009,000
業者施工(鉄筋あり)7,5008,50010,000
本人施工(土手)5001,0001,500
本人施工(廃材等)2,0003,0004,000
業者施工(ブロック2m)3,5004,5006,000
業者施工(ブロック2mベニ1m)4,0005,0006,500
業者施工(鉄筋コン2mベニ1m)5,5006,5008,000
業者施工(ブロック2mブロ1m)7,0008,00010,000



本人施工(なし) 0 
本人施工(パイプ)1,0002,0003,000
本人施工(廃材等)2,0003,0004,000
本人施工(通常)3,5005,0006,000
業者施工(廃材等)4,0006,0007,000
業者施工(通常)7,0008,0009,000
業者施工(高質塗装等)8,00010,00012,000

本人施工(廃ビニール等)0100200
本人施工(タイベック等)150300500
本人施工(ストレート)8001,0001,200
本人施工(ガリバ等)1,3001,5001,800
業者施工(ストレート)1,3001,5002,00
業者施工(ガリバ等)2,0002,5003,000
合計業者標準  27,000

 堆肥化の主役となる好気性微生物の活動を活発にするための環境条件として栄養分、酸素、水分、微生物、温度、時間の6つを配慮する事が必要です。


● 繁殖牛放牧(芝型草地中心)への取り組み
  繁殖牛1頭当たり20万円の所得が可能

● 飼料の特性

脂肪・肉への影響飼料の種類





白く固めにする麦類、米、マイロ、甘藷、馬鈴薯、でんぷん粕、綿実油粕、フスマ、麦ヌカ、カブ、エンドウ、ソラマメ、イナワラ
黄色にする大豆油粕、大豆、トウモロコシ、カボチャ、青刈り大豆、青刈りエンバク、オーチャード青刈り、ラジノクローバ
柔らかくする生米ヌカ、大豆、大豆油粕、ナタネ油粕、アマニ油粕、トウフ粕、魚油粕、トウモロコシ、マメ科サイレージ、生草
適度の柔らかさフスマ、麦ヌカ、イネ科サイレージ、乾草
肉色濃くする血粉、パーム粕、魚粉、アマニ油粕、カウピー、グルテンフェード、骨粉、ココナッツ粕、ビートパルプ、牧草、乾草、アルファールファミール
淡くする馬鈴薯
良くする米ヌカ、フスマ、大豆油粕、大豆、米、マメ科牧乾草、スキムミルク粉、麦芽
うす味に根菜類、麦類


● コントラによる自給飼料の低コスト生産


● ロール乾物重量の把握
ロールの乾物重量の目安(単位=kg)

 乾  草ヘイレージ、飼料イネサイレージ、稲ワラ
1.0m×1.0m11394〜10279〜49
1.2m×1.2m195163〜176135〜163


● 低利用飼料資源の利用
  1. 経済性の検討
     生産業者が処理する場合のコストはkg当たり焼却費10円、集配費5〜7円が基本になっている。
     飼料価格は乾物当たりの栄養成分、消化率、嗜好性の把握が必要であり、3点の総合評価により評価すべきである。
     小口は収集経費が割高、腐敗しやすいものは調整が必要、高水分は収集経費が割高、調整が必要などであり、労働経費や資材費を加味する。
     混合調整や乾燥化する場合は、そのための経費(償却費・ランニングコスト・労働費等)を試算する。
     飼料配合設計コスト(分析、設計)を考慮する必要がある。
  2. 畜産農家の考え方、対応
     現在の飼料構成、家畜管理技術水準、期待されている飼料レベル、地域としてのまとまり、飼料配合設計者の有無等を検討する必要がある。
  3. 安全性の確保
     添加剤や農薬などの有害物の残留性確認を通して家畜に対する安全性の確認が必要である。
  4. 生産性の安定
     
利用の留意点
  1. 粕類は主成分の抽出によって、残留している成分は原料の成分と大きく異なると共に、偏った成分となっている場合が多い。
  2. 栄養成分が不明なものについては、分析依頼するか専門家に推計してもらう。
  3. 飼料設計にあたっては、飼料全体での単価、栄養濃度、嗜好性、栄養バランス、蛋白質の分解性を考慮するが、数値化されていない嗜好性は特に注意が必要である。
     TMRにした場合は嗜好性の悪い飼料が混合されると全体の採食量や生産性におおきな影響を与えます。
     臭気のあるものについては、乳汁への影響が懸念されます。
  4. 食品添加剤や農薬などの残留確認
  5. 変質し易いものについては、添加剤の利用や調整保存についての検討
  6. 産廃としての処理経費、飼料として利用するまでの全体経費を含めて経済性の検討が大事である。
● ほいく、育成、肥育技術
 今回県内で急速に30台ほど普及しているほ乳ロボットはIT化されえおり、省力化だけでなく、子牛個体毎にほ乳量やほ乳間隔を自由にコントロール出来るため、適量を多回給与出来るので離乳飼料の食い込みもよく、発育標準を上回る発育を示している事例も多く見られ、利用農家の評判も良好です。
子牛の育成
 子牛の育成においては、飼養標準からも蛋白質の要求量が大きく、良質蛋白質の給与と共に、反芻獣としての機能が完成していない状況から、バイパス性の蛋白質の割合を増加させたり、過肥を防ぎ体高のある育成牛に育てる為に、TDNとCPのバランスに考慮が必要です。
 高カロリー低蛋白質飼料は低体高の過肥牛になります。
 高カロリー飼料を給与する場合は高蛋白質飼料を給与しバランスを保つと共に繊維やミネラル、ビタミンにも配慮すれば、伸び伸びとした育成牛になります。
肥育牛
 肥育前半の5ヵ月程度は体構成上の骨、筋肉、内臓の発達を図るための飼料構成を心がけて、飼料全体が中カロリー・高蛋白質になるようにすると共に粗飼料の多給、ビタミンの確保が必要です。
 現場ではビール粕の多給によって、カロリーや蛋白質が低くなり過ぎ、増体や体高筋肉(ロース芯)の発達に影響が出ている例が見られます。
 肥育中期にビタミン制御方式を行う場合はビタミンを抑え、高カロリー・中蛋白質で管理します。
 肥育後期は高カロリー・低蛋白質で管理します。
つまり、理にかなった飼料設計と飼料の嗜好性・価格・栄養価をふまえた飼料の組合せ、最後に家畜の反応である乳や肉の量や質からみた経済的飼料効果が上がる飼料設計が必要です。


● 補助事業の利欠点
 補助事業(ハード)は最近補助率が下がったり、対象事業が少なくなっていますが、以下のとおり補助事業の利点・欠点と損得についてとりまてめましたので業務の参考にしてください。
 1)補助事業の利点
  1. 自己投資額が少なくて済む
  2. 資金繰りが容易になる
  3. 自己投資効率が容易になる
  4. 迅速な事業展開が出来る
  5. 快適な畜舎環境が実現する
  6. 快適でシステム化された畜舎構造のための管理作業がスピーディーになる
  7. 耐用年数が長く期待できる
  8. 建物の修繕などが少なく管理が用意である
  9. 事業・経営効率が良くなる
 2)補助事業の欠点
  1. 基礎工事等が過大投資になりがちである
  2. 事業開始まで時間がかかる
  3. 過剰システム化している場合は保守点検、修理に費用がかかる
  4. 不動産取得税(固定資産評価額の4%)、登録免許税(固定資産評価額の0.6%)が多くなる
  5. 毎年の固定資産税が(固定資産評価額の1.4%)が多くなる
  6. 原価償却費が圧縮計算されるので費用が少なくなり毎年の所得税が多くなる

経営分析の手順
  1. 書類の準備
     青色申告、固定資産台帳(建物・施設・機械・成畜)、伝票、牛群検定成績等の準備
  2. 取りまとめ様式の準備
     青色申告書、畜産会様式、科目別摘要明細等の準備
  3. 記入・集計
     取りまとめ様式への記入・集計(労働時間の把握)
  4. 比較
     農水省統計情報部の生産費調査・畜産会調査・指標等との比較
  5. 部門毎の比較
     部門毎に按分して整理し、平均値・指標値との比較(ふん尿処理含む)
  6. 収益性の検討
     時間当たり労働報酬、将来性・安定性、投資効率・利益率・配当
  7. 改善対策
     繁殖、育成、肥育、泌乳、販売価格、飼料計算、作物収量、栄養価、飼料効率等
  8. 改善対策
     部門毎、技術毎
  9. 改善計画の実行
  10.  改善結果の評価

  • 普及員の役割−政策や技術の経済性を検討し、経済的な評価と組み立てを行う
  • 1時間当たりの労働所得2000円の達成
  • 労働時間、地代、資本利子の把握、労働報酬・利益率の計算
  • 負債=借入金−資産
  • ふん尿処理のコスト試算
  • 自給飼料はコスト試算と給与量・飼料価格の確認
  • 減価償却費は法定耐用年数と実際の予想耐用年数の使い分ける
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