阿蘇で育まれたくまもとあか牛の地産地消講演会と試食会次第


熊本県阿蘇地域振興局
阿蘇地域農業振興協議会畜産部会
1.趣旨
 現在、くまもとあか牛は、安全・安心で値頃感のある国産和牛として消費者や流通販売業者の人気を集め、品薄の状態にあり、地元消費仕向量が減少している。
 あか牛の肉は適度な油がのって、風味豊かで、柔らかい特徴があり、機能性成分(不飽和脂肪酸、タウリン等)が多く含まれることが明らかになりつつある。
 そこで、阿蘇地域における旅館・ペンション・レストラン等でのあか牛の地産地消を目的として、その本来の肉質が発揮される調理法を普及させ、また供給体制を確立する一貫として講習会並びに試食会を開催し、ひいてはあか牛の生産振興と草原の維持・活性化に資するものとする。

2.講演会およびパネルディスカッション
  1. 日時 平成15年12月19日(金)9:30から12:00
  2. 場所 阿蘇町 阿蘇プリンスホテル
  3. 内容
    1. 基調講演
       演題「あか牛本来の肉質が発揮される調理法について」9:40〜10:40
       熊本ホテルキャッスル社長  斉藤隆士氏
    2. パネルディスカッション(あか牛の地産地消の確立に向けて)10:40〜12:00
       コーディネーター 財団法人阿蘇デザインセンター事務局長  坂本英俊氏
       パネリスト さわやかビーフ代表  井信行氏
       パネリスト 阿蘇モーモーレディースの会会長  草尾幸子氏
       パネリスト 阿蘇町観光協会会長  小笠原徹朗氏
       パネリスト 財団法人阿蘇グリーンストック専務理事  山内康二氏
       パネリスト ふるさと料理開発マイスター(料理研究家)  池辺美恵子氏
       助言者 熊本ホテルキャッスル社長  斉藤隆士氏
       助言者 熊本県阿蘇地域振興局農林部長  近藤貢氏
3.試食会
  1. 日時 平成15年12月19日(金)12:15〜13:45
  2. 場所 阿蘇町 阿蘇プリンスホテル
  3. 内容
     1.参加者への趣旨説明(熊本県阿蘇地域振興局)
     2.放牧肥育牛の説明とアンケート(熊本県農業研究センター草地畜産研究所)
4.参集範囲
 管内のホテル・旅館・ペンション・レストラン等取扱候補者
 管内町村、管内畜産関係団体、熊本県畜産協会、報道関係者
 管内国・県関係機関



使 用 部 位料 理 名料 理 の 説 明
かたあか牛のハヤシライス完熟トマトとたまねぎの酸味と甘みが、あか牛の肉とよく合う一品です。ランチ等にいかが。
かたロースあか牛の柚庵焼熊本特産の赤酒と、一の宮町産の柚子を使用した汁に肉を漬け、じっくり焼き上げました。
リブロースあか牛コールドローストビーフ阿蘇で採れた野菜の盛り合わせに、あか牛の柔らかいリブを使ってローストしてみました。
サーロインあか牛のステーキ丼サーロインステーキを丼ものにした贅沢な一品。醤油ベースのタレがあか牛によく合います。
ヒレあか牛コンソメ風煮込ステーキ煮込ステーキという、ちょっと聞き慣れない料理名ですが、ヒレのおいしさが抜群です。
三角ばらあか牛のにぎり寿司熊本県寿司組合さんの協力で、三角ばらを火であぶってにぎり寿司で召し上がっていただきます。
ばらあか牛のすき焼き特に阿蘇の冬場の名物料理として手軽に取り組めるメニュー。あか牛の脂の旨味が決め手。
らんぷあか牛カルパッチョトマト添東京からレシピ募集にご応募いただいた作品で、女性向けのさっぱりとしたお料理です。
らんぷあか牛のにぎり寿司もも肉の柔らかい部分を使ったあっさり系です。こちらも熊本県寿司組合さんの協力です。
ももあか牛のたたき
(放牧牛・舎飼牛の食べ比べ有)
ヘルシーで赤身のおいしさを十分に召し上がっていただける料理です。
外ももあか牛の大豆入南蛮モーモーレディースの会より応募された料理で、大豆との取り合わせがおいしさの秘密です。
外ももあか牛の肉じゃが定番中の定番の家庭料理ですが、あか牛を使うとひと味違います。
特別出品料理(熊本ホテルキャッスル斉藤社長様から特別にご提供いただきました)
 ◆米粉牛排骨(ミーフンニュウパイコウ)〜スペアリブの米粉蒸し
  材料:あか牛スペアリブ、ハスの葉、南瓜、鶏がらスープ、米粉など。
 ◆露筍牛肉巻(ルースンニュールージェン)〜アスパラの牛肉巻き炒めもの
  材料:アスパラ、あか牛ロース肉、網脂、鶏がらスープ、でん粉など。


 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 


くまもとあか牛肉料理取扱認定店設置要領(案)

阿蘇地域農業振興協議会畜産部会
(事務局:阿蘇地域振興局農業振興課)


●目 的
第1条
阿蘇地域におけるくまもとあか牛の地産地消を目的として、あか牛の肉料理を提供する管内の旅館・ホテル・ペンション・レストラン等をくまもとあか牛肉料理取扱認定店として認定する。
●定 義
第2条
くまもとあか牛肉料理取扱認定店は、くまもとあか牛の牛肉を肉料理として観光客・消費者等に提供するものとする。
●認定店の設置
第3条
1.認定を受けようとする者は、別に定めるくまもとあか牛肉料理取扱認定店申込書を取扱団体等を経由して阿蘇地域農業振興協議会畜産部会長に申請するものとする。
2.認定店の申請があったときは、第4条に定める認定の要件を基準として、阿蘇地域農業振興協議会畜産部会長が決定する。
3.認定店設置を承諾した時は、認定店証を交付するものとする。
●認定店の要件
第4条
1.くまもとあか牛の肉料理を継続して提供できること。
2.料理技術を有し、適正な表示・価格で提供できること。
3.認定店として、くまもとあか牛牛肉のPR活動に積極的に取り組むこと。
●認定店の遵守事項
第5条
認定店は、認定店証を常時掲示しておくこと。
●現況調査等の実施
第6条
認定店において、くまもとあか牛肉料理の提供が適正に行われるとともに、認定店の要件及び認定店の遵守事項が適当であるかについて現況調査等を実施するものとする。 1.阿蘇地域農業振興協議会畜産部会を構成する取扱団体等が認定店の現況を把握するため、随時、調査を実施するものとする。
2.取扱団体等が現況調査を実施する場合は、これを小判ではならない。
3.調査の結果、くまもとあか牛肉料理取扱認定店設置要領に違反する場合は、阿蘇地域農業振興協議会畜産部会長が指導を実施するものとする。
●認定店の取消
第7条
認定店が、くまもとあか牛肉料理取扱認定店設置要領に違反する行為があると認められた場合、阿蘇地域農業振興協議会畜産部会長は認定を取り消すことができるものとする。
1.第6条に定める指導に従わなかった場合。
2.6ヶ月間取扱がなされなかった場合。
●認定証の返還
第8条
認定店は前条及び認定店としての資格がなくなった場合には、直ちに認定店証等を返還しなければならない。

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