自給飼料増産に向けた活動の一環として、技術実証現地研修会が開催され、
 トウモロコシ等の生産拡大に向けた省力的生産技術について、現地研修会が行われた。

 開催日・・・平成17年11月30日 ● 場  所・・・九州沖縄農業研究センター
● 主  催・・・農林水産省九州農政局、九州沖縄農業研究センター、九州地域飼料増産行動会議
● 共  催・・・熊本県、ブランド・ニッポン技術開発戦略委員会、生物系特定産業技術研究支援センター
● 協  賛・・・全国農業改良普及支援協会、スター農機株式会社

 牽引式細断型ロールベーラ

 現在のイネ科ロールベーラ・ベールラッパによる
 作業体系が、トウモロコシの収穫調整にも応用
 できないかとの要望に応え、開発された。
 ←ローダーバケットからの受け入れ
 ネットに巻かれて搬出
 ←ベールラッパに取り込む

 刈取り、収穫、運搬、踏圧、密封、貯蔵等の作業を
 同時に行うためには、5〜6人程度の労働力が必要
 だったのが少人数(2人程度)で作業ができる。
 
 ラッピング(5重巻き)

 ラッピング・ベールラッパ体系の労働時間は、バンカーサ
 イロ体系の労働時間よりより40%削減できる。
 ←ロールサイレージ

 1ロール(サイレージスタイル・水分含率70%前後)

 約330kgで必要経費は、

 ネット費用190円+ラップフィルム費用300円=約490円

    
     ↑ トウモロコシサイレージロール      ローズサイレージロール

  ・バンカーサイロ等では、夏場の二次発酵による変敗ロスで品質に安定がないが、開発
   機の場合は、半年後もPHの変化も少なく、また高品質で安定したサイレージ調整が
   できる。

  ・悪天候時は、サイロからの取り出しが大変であったが、搬入給餌作業が容易になる。

  ・ロール解体が容易で、大規模経営やTMRも適している。

  ・トラクターの駆動能力は30PS以上あればよい。
           

 ←牽引式細断型ロールベーラの内部


 トウモロコシ不耕起播種機(2条播き)  イネ科牧草播種機(6条播き)
               



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