1/3



1)対象経営……酪農家集団による、自給飼料収穫作業受託
2)対象集団名及び所在地
   「コーンズ・コントラクター・カンパニー」 熊本県菊池郡合志町

3)活動開始の動機・背景
ア.
この酪農家集団は、自給飼料の収穫・サイレージ調整を家族共同作業で実施してきたが、トウモロコシの二期作栽培利用を数年間経過し、従来から共有してきた農機具類及び共用してきた個人所有機械等の更新時期を境に、高能率の大型コーンハーベスタ導入を検討計画した。

イ.
個々の経営では、生乳生産費のコスト低減と搾乳牛の泌乳能力向上のための良質粗飼料生産と乳牛改良に積極的に取り組むとともに、酪農婦人労働及び夏季酷暑時の過重労働の軽減を図り、高額な機械への個々の経営の機械投資額を抑え迅速な適期収穫を図るため、共同組織化による自走式大型コ−ンハーベスタの導入を参加者で意志決定した。

.
地域酪農では、飼料作付けを主体とした土地利用型酪農地帯であるが、経営者の高齢化も一部進んでいることから、地域酪農の継続を図るため及び導入する大型機械の効率的な有効活用を図るため、作業受託を取り入れた活動を計画した。

.
平成5年コントラクター集団の結成に当たり、大型機械導入を地域畜産活性化総合対策事業「高能率飼料生産モデル事業(新生産方式型)」にて平成6年度事業として取り組むこととした。

4)支援指導の内容
.
 熊本県酪農業協同組合連合会では、生乳生産Kg当たり10円コスト低減運動を提唱し、搾乳牛の泌乳能力の向上と粗飼料利用形態が多様化する中で、本県の地域特性・気候を活かした自給粗飼料生産及び休耕地・水田裏作地等の有効活用による自給粗飼料作付け面積の拡大並びに自給粗飼料生産コントラクター等育成による生産労働力の確保・集約化等自給粗飼料生産基盤体制の確立・強化を推進している。
 当集団に対しては特に、展示圃場と比較しながらの肥培管理の継続指導と作業請負時期の集中を回避するため、早生品種等の生育期間を考慮した播種時期の分散などの作付け指導を行った。これにより、コーンズコントラクターの請負作業の軽減や適期収穫などの効率化が図られた。
 また、飼料生産受託組織育成支援として、指定助成事業「飼料生産受託組織育成特別対策事業」にも取り組んでいる。

.
酪農家集団4戸は、「コーンズ・コントラクター・カンパニー」の規約・管理規定・実施体制を作り平成6年9月に体制の整備を完了した。

.
平成7年度より稼働を開始し、集団の収穫・サイレージ調整はもとより外部受託17.45haを初年度実績とした。
 


 

次のページへ

優秀畜産表彰事業優良事例

熊本県畜産広場へ戻る