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  実施体制や成果等の概要を簡略に記載
1)畜産に関する地域振興の関係畜種

   肉用牛(繁殖牛)

 

2)活動開始の状況から活動の内容
ア.
平成8年度から熊本県の肉用牛(繁殖牛)の増頭対策として、平坦地域の肉用牛繁殖農家の繁殖牛を阿蘇地域の低利用牧野に夏秋期放牧し、子牛の生産コスト低減と高年齢者等の労力過重を緩和する「熊本型放牧畜産事業」に取り組んだ。

イ.
活動事業主体は、熊本県畜産農業協同組合であり、熊本県農政部畜産課、地域家畜保健衛生所、県事務所農業振興室、農業改良普及センター、熊本県畜産農業協同組合連合会、平坦地域県畜協支所、同畜協阿蘇支所及び受入牧野組合等の組織により推進体制を採った。

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活動の実施に先立ち、受け入れの牧野の施設、放牧牛の適応条件、放牧期間、管理体制、及びピロプラズマ症の発病防止のための衛生プログラムの作成等、推進体制の構成組織で検討を重ねた。

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平成8年度の成果は 成牛35頭 子牛4頭 8月〜11月 3,362日間の放牧
平成9年度の成果は 成牛85頭 5月〜11月 5,406日間の放牧
平成10年度は 計画4月〜11月まで150頭の予定が9月までに190頭

 


 

  立地条件、土地面積、農業・畜産の状況・地位などを記載
1)振興活動が行われた地域  
 熊本県阿蘇郡阿蘇町内の山田東部牧野組合、山田西部牧野組合、狩尾酪農組合及び狩尾牧野組合が管理する牧野であり、標高700m、総面積1,250haである。
2)同上地域の農業及び畜産状況ならびに地位
 古くから阿蘇地方の牛馬の生産地帯であり、原野を利活用し放牧と冬期貯蔵飼料を確保してきたが、昭和33年以降から、国営草地開発事業等に取り組み優良草地の確保に努め、熊本県原産の褐毛和種の生産拠点として、改良と増殖に多大の貢献をしてきた。

 全県的な趨勢であるが、昭和50年代に入り、畜産農家の高齢化、兼業化及び後継者不足に肉用牛の価格変動に起因する肉用牛飼育頭数の減少が顕在化してきた。

 このような経緯のなかで、阿蘇地域の牧野の畜産即ち預託放牧利用について、町村を越えた活用の動きも始まってきた。

 


 

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