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農業粗生産額
全国の主要な生産県から見ると熊本県の養豚業というのはまだ遅れている状況にあります。県の農業粗生産額の推移は表1に見るとおりで、平成10年度の生産額は概算で3,640億円。うち耕種農家が2,747億円と大勢を占め、畜産部門の粗生産額は804億円となっています。畜産部門の内訳を見ると、平成9年に比べ平成10年の生産額は37億9,200万円の減少となっていますが、これは肉用牛と乳用牛の生産減が大きく響いているためであります。養豚部門の生産額は、過去4・5年間、ほとんど変化が見られません。
表1 農業粗生産額の推移
(単位:百万円、%)
資料:農林水産省「生産農業所得統計」


 

豚の飼養戸数および飼養頭数の推移
 豚の飼養戸数および飼養頭数などの推移は表2に見るとおりです。平成4年以降年々減少し、飼養戸数は、過去8年間で530戸の減少となり、950戸から420戸へと半減していますが、これは全国の養豚農家のそれとまったく同じ傾向を示しているかと思われます。
 対して飼養頭数のほうは、平成4年よりほとんど変化が見られず28万頭台を維持しています。一戸当たりの飼養頭数の増加で、飼養戸数の減少分をカバーしており、階層別に見ると大規模農家の頭数が増加し、小規模経営は戸数・頭数ともに減少。この傾向も、全国の養豚業の状況とまったく同じ経過を辿っているといえます。
表2 豚の飼養戸数、飼養頭数等の推移
(単位:戸、頭、%)
資料:農林水産省「畜産統計」(各年2月1日現在)
 


 


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