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乳牛おす肥育の実証展示施設「相良畜産センター」
熊本県新拓農業協同組合
 九州縦貫高速道の人吉インター近くを起点とする球磨地区広域農道(通称フルーティーロード)は、人吉盆地北部の畑台地を東に山江村、相良村、深田村、須恵村、多良木町、水上村を経て湯前町の国道219号線に達する全長約30kmの広域農道で、沿線の周辺には茶、畜産(乳牛、肉牛)、果樹(なし、くり)などを主体とした農業が豊かに営まれている。
 そのフルーティーロードの起点から約9km走って左に入り、桧の防風林の中を700m程のところに、大きな畜舎(乳牛おす肥育)が建っている。ここが熊本県新拓農業協同組合(元県開拓事業農業協同組合連合会)直営の相良畜産センターである。


 

 ■畜産センター設置の目的
1. 大型農場経営における肉用牛の飼養管理、技術、労力低減等を総合的に実証
  展示し、生産性の向上と経営体質の強化をはかる。
2. 牛群管理の基本である牛の採食行動を観察し毎日の採食量の均一化と
  ステージ フィーディングをめざす。
3. 送風機の利用により、暑熱による環境悪化の防止と共に、舎内湿度を低下
  させ、敷料費の節減をはかる。
4. 自走式コンプリートフィーダーの活用により、給餌条件(粗飼料、濃厚飼料
  の比率、粗/濃比)を均一化しながら、牛の生理に合わせた粗/濃比の設定
  をはかる。

〜自走式コンプリートフィーダー〜

 

5. 粗飼料の種類毎の特性を生かし、品質の向上(過剰脂肪蓄積の防止、肉色の
  安定)と省力化の為のコンプリートフィーディングの条件設定をはかる。
 


 

 この畜産センターは「平成6年度低コスト肉用牛生産特別事業」で畜産振興事業団の助成を受け、大型畜舎(500頭飼養規模)ほか附帯施設の建設、整備及び機械器具を導入したもので、その内容は次の通りである。

 ■能率的な管理作業
 常時、約500頭の乳牛(去勢)が飼育されており飼育管理については、組合の職員2名で担当されているが、職員はこのほか組合員の指導も兼ねておられるので実質的には1名強の労働力であり、飼養管理作業はかなり効率化されていることが推測される。
 作業し易い畜舎構造と天井に取り付けられた扇風機によって、敷料が良く乾燥して長持ちするため厩肥出し作業が軽減されること、自走式コンプリートフィーダーの活用によって給餌作業も能率的に行われている。平日の勤務時間は8時30分より17時までで土、日、祝日は交代勤務である。
相良畜産センター スケジュール表
8:20
打合わせ

8:30
飼料給与
観察

10:00
ミーティング

11:30
飼料給与

12:00
昼食

13:00
巡回/球磨

15:30
飼料給与

17:00
事務整理

8:20
打合わせ

8:30
飼料給与
観察

10:00
巡回/球磨

11:30
飼料給与

12:00
昼食

13:00
事務整理

15:30
飼料給与

17:00
事務整理

8:20
打合わせ

8:30
飼料給与
観察

10:00
敷料しき

11:30
飼料給与

12:00
昼食

13:00
事務整理

15:30
飼料給与

17:00
事務整理

8:20
打合わせ

8:30
飼料給与
観察

10:00
巡回/三太郎


-


-


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15:30
飼料給与

17:00
事務整理

8:20
打合わせ

8:30
飼料給与
観察

10:00
清掃

11:30
飼料給与

12:00
昼食

13:00
巡回/球磨

15:30
飼料給与

17:00
事務整理


-

8:30
飼料給与
観察


-

11:30
飼料給与

12:00
昼食

13:00
清掃

15:30
飼料給与


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-

8:30
飼料給与
観察


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11:30
飼料給与

12:00
昼食

13:00
清掃

15:30
飼料給与


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※出荷、導入、堆肥上げ、堆肥運搬等がない場合のスケジュール
 


 

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