食肉の基礎知識/



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 食肉の流通 −肉畜から食肉へ−  


輸入食肉の流通

 平成3年4月からの牛肉の輸入自由化、ウルグアイ・ラウンド農業合意に伴う関税率の引き下げ、国内生産の減少などを背景に牛肉の輸入量はほぼ一貫し増加していました。しかし、平成8年度においては狂牛病や腸管出血性大腸菌O157による食中毒問題の影響を受けて前年度をかなり下回りました(表6)。

表6 食肉の輸入量 (部分肉ベース、単位:千トン)
年度
牛肉
輸入量
豚肉
輸入量
うち
冷蔵
うち
冷凍
うち
冷蔵
うち
冷凍
実数
前年比
(%)
実数
前年比
(%)
実数
前年比
(%)
実数
前年比
(%)
実数
前年比
(%)
実数
前年比
(%)
平成2
384
105.6
150
124.65
230
97.8
342
93.3
40
123.2
302
90.4
3
327
85.1
170
113.2
153
66.4
442
129.4
71
178.8
371
122.9
4
423
129.5
217
127.5
204
133.3
467
105.7
114
161.1
353
95.2
5
567
133.9
301
138.7
264
129.5
455
97.4
122
107.0
333
94.2
6
584
103.0
334
111.0
248
94.1
603
110.6
141
116.0
362
108.7
7
658
112.7
367
109.9
289
116.6
535
106.3
165
116.0
370
102.2
8
611
92.8
311
84.7
299
103.3
663
124.1
168
102.1
485
133.9
9
659
107.8
327
105.2
331
110.7
517
78.0
129
76.6
389
78.5
資料:大蔵省「日本貿易統計」

 一方、豚肉についても牛肉と同様な輸入動向を示していましたが、こちらは、主要な輸入先であった台湾における口蹄疫(家畜の伝染病の一種)発生の影響により平成9年度の輸入量が前年度を大幅に下回りました(表6)。
 輸入食肉は、輸入商社を通じて輸入されるのが一般的ですが、量販店などが直接輸入する場合もあります(図3)。また、輸入食肉はそのほとんどすべてが部分肉の形で輸入されています。


 輸入食肉は、チルドと呼ばれる冷蔵食肉とフローズンと呼ばれる冷凍食肉に大別されます、前述しましたように冷蔵食肉の保存期間は二ヶ月程度ですが、冷凍食肉は最大二年間程度保存することが可能です。