我が国最大級の地鶏
肉用鶏「天草大王」いよいよ農家普及へ第1歩!
明治から大正時代にかけまして天草地方で飼われていたという「天草大王」は、昭和の初期頃に絶滅してしまいました。そこで、県農業研究センター畜産研究所では、平成4年からこの幻の鶏の復元に取り組み、昨年度ようやく復元に成功しました。
この度、復元した「原種 天草大王」を雄系として生産される肉用鶏「天草大王」の農家段階で試験に取り組むため、いよいよ種卵の供給を開始します。
肉用鶏「天草大王」について
肉用鶏「天草大王」は、生産性を高めるため、大型で優れた肉質を持つ「原種 天草大王」の雄に、産卵率が高い「九州ロード」の雌を交配して生産します。
この肉用鶏「天草大王」は、地鶏の中では発育も良好で、肥育日数100日程度で、平均体重は雄3.5kg、雌2.5kgとなります。
また、消費者の好む「もも」肉の生産割合が高く、その肉は適度な歯ごたえがあり大変美味です。 ※ 「天草大王」の名称の混乱を避けるため、今後は復元種を「原種 天草大王」、肉用鶏を「天草大王」と呼ぶことにします。
「天草大王」の種卵供給先(農家)について
50戸以上の飼養希望農家の中から、最終的には熊本県高品質肉鶏推進協議会(会長:県養豚鶏農協 三宮正信組合長)が定めた「選定基準」にあった7戸の農家等を選定しました。
今後当分の間、畜産研修所から現地実証試験用として、種卵で供給します。
種卵の供給時期について
第1回 平成15年2月10日(月) 午前10時 場所:畜産研究所
第2回目以降 毎週火曜日、供給予定(1,000固程度/週)
天草大王の復元とその利用
天草大王の復元 説明資料
天草大王試食会
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