我が国最大級の地鶏
肉用鶏「天草大王」の試食会開催!!

熊本県畜産研究所が平成4年から復元に取り組み、昨年度完成した「原種 天草大王」を雄系として生産される肉用鶏「天草大王」の種卵の試験供給が平成15年2月10日に開催されました。
また、関係者への周知と今後の普及を推進するため、この肉用鶏「天草大王」を食材とした料理の試食会を開催されました。



1.日時平成15年3月25日(火)
受付 午前11から
開会 午前11時30分
試食会 午前11時30分〜午後1時
2.場所熊本テルサたい樹の間
熊本市水前寺公園28−51
TEL096-387-7777
3.主催熊本県、県産銘柄豚、鶏肉振興協議会
4.参集料理研究家、消費者代表、調理師関係者、協議会関係者(総数約50名)
5.内容(1)スライドなどによる「天草大王」復元の経緯
(2)「天草大王」を食材に使った料理の試食
(当日は、立食となっていますので、取材に来られた方もご試食頂けます)

熊本県農業研究センターでは、平成4年から10年の歳月をかけて、<原種天草大王>を復活させました。
「博多の水炊き」は、東京のシャモ鍋、京都のかしわ料理、秋田のきりたんぽ(比内鶏)とともに、伝統あるに綿鶏の四大名物料理として有名です。この博多の水炊きを明治から大正にかけて名物料理に押し上げたのが天草大王。
「シコシコおいしい」と評判で多くの人々に愛されましたが、昭和の初めに絶滅してしまいました。その幻に鶏がこの度復活したのです。


内容) 1.挨拶 高品質肉鶏推進協議会長
2.天草大王の概要紹介
 ・畜産研究所から、開発の経緯、試験データ等を紹介
 ・今後の供給計画の説明
3.料理研究家、消費者代表、調理師関係者の紹介
4.料理の説明
5.試食
 ・食材の特徴がよくわかる料理をした物1品
 ・その他10品程度
 ・料理についてのアンケート記入・回収
6.閉会挨拶

1.肉用鶏「天草大王」について  肉用鶏「天草大王」は、生産性を高めるため、大型で優れた肉質を持つ「原種天草大王」の雄に、産卵率が高い「九州ロード」の雌を交配して生産。
 この肉用鶏「天草大王」は、地鶏の中では発育も良好で、肥育日数100日程度で、平均体重は雄3.5kg、雌2.5kgとなります。
 また、消費者の好む「もも」肉の生産割合が高く、その肉は適度な歯ごたえがあり大変美味。
(注)「天草大王」の名称の混乱を避けるため。今後は復元種を「原種天草大王」、肉用鶏を「天草大王」と呼ぶ。

2.「天草大王」の種卵供給先(農家)について
 50戸以上の飼養希望農家の中から、最終的には熊本県高品質肉用鶏推進協議会(会長:件養鶏農協三宮正信組合長)が定めた「選定基準」にあった7戸の農家等を選定。
 今後当分の間、畜産研究所から現地実証試験用として、種卵で供給。

3.種卵の供給時期について
第1回平成15年2月10日(月)午前10時 場所:畜産研究所
第2回目以降毎週火曜日・供給予定(1,000個程度/週)








当日のメニュー
「天草大王」を食材にしたお料理

香草蒸し
水炊き
炊き込みご飯
唐揚げ
串焼き
カシューナッツ炒め
バンティローヌ(詰め物としたチキンの冷製)
蒸し鶏のサラダ仕立て
コック・オー・ヴァン(赤ワイン煮)
コルドンブルー風(詰め物をしたカツレツ)
ソテー ヴィネグレットソース



肉用鶏 天草大王

天草大王の復元とその利用

天草大王の復元 説明資料




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